
2026.07.01
【Vol.3】「メディアヒアリング」と「提供素材」
▼はじめに
Vol.1では「PRとは何か」というPRの基本的な考え方、Vol.2では「広告とPRの違い」についてお話ししました。
このメールの最後に過去記事を掲載していますので、まだお読みでない方はぜひそちらをご覧ください。
今回の内容がより理解しやすくなると思います。
今回は、私がPRで最も重要だと考えている
「メディアヒアリング」と「提供素材」についてお話しします。
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▼メディアの構造を知る
まず知っていただきたいのは、メディアの仕組みです。
テレビ局やWebメディアは、視聴率やPV(ページ閲覧数)が伸びることで広告収入を得ています。
そのため、読者や視聴者が興味を持たない情報を取り上げることは、大きなリスクになります。
前回のメルマガでもお伝えしましたが、メディアが求めているのは「企業のお知らせ」ではありません。
読者や視聴者が興味を持つネタです。
つまり、企業が伝えたいことをそのまま発信するのではなく、
「読者や視聴者が興味を持つネタ」という切り口で伝えることが大切なのです。
そのために、次の7つの視点が重要になります。
【メディアがニュースとして判断する7つの視点】
1. 社会性
2. 適時性(なぜ今なのか)
3. 新規性
4. 希少性
5. 公共性
6. ストーリー性
7. タレント性
これらを複数組み合わせることで、「企業のお知らせ」は「ニュース」へと変わります。
実際、弊社グループではメディア運営も行っていますが、届くプレスリリースの多くは、残念ながら企業目線のお知らせになっています。
この視点を持つだけでも、他社との差別化につながります。
しかし、ここまでできても、まだ十分ではありません。
▼メディア露出で最も重要な「メディアヒアリング」
PR施策ができたら、次にやるべきことがあります。
それは、
「この企画は本当にニュースになるのか」を確認することです。
そのために最も効果的なのが、メディア担当者へのヒアリングです。
「この企画は取り上げられそうですか?」
「もし難しいとしたら、何を変えればニュースになりますか?」
このように、直接意見を聞きます。
読者や視聴者のことを一番理解しているのは、メディアです。
今どんな情報が求められているのか、毎日現場で判断しています。
企業が考えた企画は、あくまで仮説です。
その仮説をメディアの意見でブラッシュアップすることで、本当に求められる企画へと変わっていきます。
この工程こそがPRで最も重要だと考えています。
▼露出を左右する最後のポイント「提供素材」
企画が固まり、メディアにも評価されたら、最後の仕上げがあります。
それが「提供素材」です。
どんなに良い企画でも、取材しづらければ取り上げてもらえる可能性は下がってしまいます。
特にテレビやニュースメディアは、とても忙しい現場です。
毎日数千件の情報が届き、その中から企画を選び、取材し、放送や記事にまとめなければなりません。
だからこそ、
「すぐに取材できる状態」を事前に用意しておくことが非常に重要です。
例えば、
・インタビューできる代表者や広報担当者がいる
・撮影場所や撮影できる内容が決まっている
・商品やサービスが生まれたストーリーがある
・なぜ今なのかを説明できる時代背景や社会背景がある
・ファクトブックや調査データが整理されている
・比較できる他社事例がある
こうした素材までセットで用意できれば、メディアは取材しやすくなります。
つまり、「取材したい企画」だけでなく、「取材しやすい環境」まで準備すること。
ここまでできて初めて、露出の可能性は大きく高まります。
▼最後に
3回にわたり、PRについてお伝えしてきました。
少しでも「PRって面白そうだな」「仕事にも活かせそうだな」と感じていただけたら、とても嬉しく思います。
PRは決して特別な技術ではありません。
相手の立場で考え、「どうすれば伝わるか」「どうすれば好きになってもらえるか」を考え続けることです。
この考え方は、会社の広報だけでなく、営業、採用、人間関係、そして日々のコミュニケーションにも役立ちます。
いよいよ本日、セミナーで皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
当日は、今回お伝えしきれなかった実際の成功事例や、現場でしか分からない具体的なノウハウも交えながらお話しします。
どうぞよろしくお願いいたします。
【メルマガ Vol.1】「PRって何ですか?」と聞かれたら、答えられますか?
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